▼オペラ/音楽劇研究所2016年度2月研究例会(第160回オペラ研究会) 終了

◇日時:2017年2月4日(土)17:00-18:30

◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館(大隈記念タワー)1102会議室

◇内容:研究発表 

 発表者:稲田隆之

 題目:ヴァーグナーの《神々の黄昏》における「音楽的結末」再考

 

 

 ◇発表要旨

 ドイツの作曲家リヒャルト・ヴァーグナー(1813-1883)の楽劇《神々の黄昏》は、四部作の舞台祝祭劇《ニーベルングの指環》の最後の楽劇として全作の結末を担っている。その結末をめぐってはヴァーグナー自身が苦慮し、ポジティヴな結末によるいわゆる「フォイエルバッハ稿(1852年)とネガティヴな結末によるいわゆる「ショーペンハウアー稿」(1856年)のテクストを書いた。最終的にはいずれのテクストも用いず、音楽にその結末を委ねたことはよく知られている。しかし不思議なことに、その音楽が詳細に分析された先行研究は見当たらない。

 本発表では、ブリュンヒルデがすべてのテクストを歌い終わった以降の音楽を改めて分析し、ヴァーグナーがこの音楽に託そうとした結末について再考した。特に問題となるのが2箇所である。第1に〈ヴァルハルの動機〉の反復の音楽は、そもそも《神々の黄昏》第 1幕第 3場のブリュンヒルデとヴァルトラウテの二重唱で用いられた和声進行と同一のものであり、和声自体はヴァルハル城が燃え上がる事象とは直接結びつかない。また、〈ヴァルハルの動機〉の各開始音はほぼ1音ずつ上行するものであり、華やかなオーケストレーションとも相俟って、ヴァルハル城に対するネガティヴな表現とはみなしにくい。

 第2に〈黄昏の動機〉と〈愛による救済の動機〉の連結部分は、一見ポジティヴな大団円に向かうようにみえて、音楽的には不自然であることが重要である。ヴァーグナーにとって、権力の象徴であるヴァルハル城は批判の対象である一方で、強い憧れの対象であることがみてとれ、神々の没落を完全に描き切る前に《神々の黄昏》の音楽は終わっているのである。なお本発表で取り上げた箇所は指揮者泣かせの場面であり、いくつかの音源を聴き比べても各指揮者の苦慮のあとがみてとれる。しかしスコア通りに処理している指揮者がほとんどいないことを指摘した。

 

◇質疑応答

 フロアからは、そもそも〈愛による救済の動機〉の象徴内容が曖昧ではないかという指摘、〈愛による救済の動機〉とブリュンヒルデのテクストとの関係、ト書きとの関連から自然の勝利と読み取れるのではないかという指摘があった。最後にいくつか演奏の聴き比べを行ったことも

あり、演出家と指揮者の関係の質問、オペラ分析の目的についての質問も出された。そのほかにも多角的に質問が出され、充実した質疑応答となった。

 

[参加者]19名 

 

◇発表者プロフィール

 武蔵野音楽大学専任講師。博士(音楽学)。専門は音楽学(西洋音楽史)。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。文教大学、洗足学園音楽大学、立教大学、東京藝術大学音楽学部附属高校の各非常勤講師(兼任講師)と日本学術振興会特別研究員を歴任後、香川大学講師、同准教授、くらしき作陽大学非常勤講師を経て、現職。 

2017年2月4日研究例会 (c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所
2017年2月4日研究例会 (c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度1月研究例会(第159回オペラ研究会) 終了

 

◇日時:2017年1月21日(土)17:00-18:30

◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館(大隈記念タワー)1102会議室

◇内容:講演会

・講演者:松平あかね

・題目:「現代曲でつなぐモノオペラの試み」

 

◇発表要旨

 本講演ではオペラという芸術形態を通した新たな試みが可能か否かの回答として、講演者本人が制作・演奏したパフォーマンスを例として提示した。現在、歌劇場で上演されるオペラの多くが、膨大な経済的・人的基盤を要するレパートリー作品である。新たな客層の獲得と今後のオペラのあり方を突き詰めた結果、こうした作品とは対極のアプローチにこそ鉱脈があるのではないかと考え、現代音楽作品をモノオペラの形式に落とし込むことを試みた。あえて現代曲を採るメリットは多い。演奏者は手垢の付いていない作品解釈への意欲が掻き立てられ、作曲者は再演の機会を持つことができ、そして観客は未知の音楽体験を提供されるのである。

 実演例は次の通りである。エリック・サティの3章からなる交響的ドラマ「ソクラテス」の管弦楽パートをバーチャルオーケストラ(音源制作:松平敬、エレクトロニクス:有馬純寿)で再現し、4名の女声パートの歌唱および演技を歌手一人で行った。演奏家の振付を作曲家自身が規定した作品の好例として、カールハインツ・シュトックハウゼン「MONTAG aus LICHT」から《一週間の7つの歌》。無伴奏歌曲を演劇的に解釈する試みとして、湯浅譲二「レイン(ラング)からの二編」。声楽・踊り・楽器演奏のそれぞれ独立した3パートを一人の歌手が担う作品例として松平頼曉「Trio for One Player」。その他ジョン・ケージ作品など。

 なお、現代曲は感情的要素をはじめ解釈を付加すべきでない場合が多いため、モノオペラとして再構成できる作品選定には慎重さを要する。その一方で、曲間に寸劇を入れて繋いだり、感情ではなく作品の構造を根拠とした身体表現を盛り込む方法など、表現方法には様々な可能性が残されている。過渡的な試みだけに当然課題はあるが、視覚を伴う聴覚芸術の一形態として一石を投じることはできたと考えている。今後ひとつのジャンルとして成立するためには、後続の演奏家及び実験的な試みを支援する観客の存在が必要不可欠であると締めくくった。

 

◇質疑応答

 質疑応答では、テクストが膨大かつ難解な作品の場合に観客へどのように理解を促すか、一人四役の場合に役柄へいかに差別化を図るべきかなど、具体的かつ幅広い議論が行わた。

 

[参加者15名]

 

◇講演者プロフィール

 東京藝術大学卒業。身体表現を伴う先鋭的な作品に興味を持ち、シ ュトックハウゼン講習会で学ぶ。2011年のリサイタル《Sec ret Room》では、シュトックハウゼン「ティアクライス」にみずから振付を施し、同作に”踊るソプラノ版”という新たな解釈を拓いた。2015年サントリー芸術財団「サマーフェスティバル」に出演。同年「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティヴァルVol.10」では、現代無伴奏声楽曲をモノオペラ風に縒り合わせるリサイタル「Secret Room Vol.2《布と箱》」、2016年「ソクラテスとエレクトロニクス」ではサティ「ソクラテス」を一人4役、バーチャルオーケストラと共に上演した。ピアノの藤田朗子とデュ オ・タマユラとして活動し、これまでにヴィエルヌ「憂鬱と絶望」、シェーンベルク「架空庭園の書」、メシアン「ハラウィ」等を手がける。演奏のほかに執筆活動を行い、新聞、雑誌、コンサートプログラム誌などに寄稿している。第一回一柳慧コンテンポラリー賞受賞。


2017年1月21日研究例会  (c)早稲田大学オペラ/音楽劇研究所 

 

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度12月研究例会(第158回オペラ研究会) 終了

 

◇日時:2016年12月3日(土)17:00-19:00

◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス26号館(大隈タワー)1102会議室

 

◇内容:講演会

・発表者:松本保美

・題目:「個人の意思と社会の決定―ヴェリズモ、ロマン主義、そして世紀末」

 

 

◇発表要旨

 本発表ではオペラの思想を経済学的に解釈してみる。

 社会の支配層と被支配層の選択肢の集合をそれぞれ T,S とすると、ロマン主義以前は、T=X (社会の全選択肢の集合)、S⊊T で,支配層の選択が社会的決定となる。ロマン主義時代は T⊊X となり、時代と共に、T は小さくなる一方、S は拡大し続け、最後には被支配層が支配層にとって代わる。この入れ替わりの過程で,様々な対立・抗争が生まれ、とりわけ,ロマン主義前・中期におけるオペラの悲劇的結末を導く。旧支配層の没落が明白となった後期には、旧支配層に対する皮肉や新興勢力に取り入る没落貴族など、冷めた内容のオペラが登場する。

 時代的にロマン主義中期と重なるヴェリズモ・オペラでは、個人主義と自由主義の影響下、個人の自由で正直な考えが直接行動に現れる単純な空想的/夢想的思想が中心となるが、この現実を無視した浅薄な思想は、当然,悲劇的結末を導く。

 一方,オペラとの対応で経済思想の変遷過程を見ると、ロマン主義以前は、新興勢力の台頭で旧支配層との対立が激しくなる中、前者を擁護する古典派経済学が誕生する。ロマン主義前・中期に登場した厚生経済学は社会内の対立を経済基準 (貧富の格差の測定・解消など) の面から解決しようと試みる。しかし、ここで用いられる規範的基準が恣意的だとして、一見ヴェリズモと似た自然科学思想が経済学に導入され、新古典派経済学が生まれたが、その理論的前提である民主主義が成立不可能だという証明 (=アローの不可能性定理) により、その存立基盤を失った。規範的基準の取り込み方は経済学の最も重要な問題の一つだが、現実社会を投影するオペラの動向は大いに参考になるだろう。

 

◇質疑応答

質疑応答の場では、オペラ創作の動向と社会の動きを数学的理論を用いて俯瞰した研究手法につ

いて、実際のオペラ研究で活用した場合の妥当性・汎用性が問われた。また考察対象にヴェリズ

モ・オペラがあったことから、発表者および聴講者が経験したイタリア南北の格差等にも話題が

及んだ。

 

[参加者]9名

 

◇講演者プロフィール

 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、同大学大学院にて経済学修士号取得。その後イギリス・オックスフォード大学にて経済学博士号取得。スイス・ジュネーヴの国連貿易開発会議などに勤務。フランス・セルジー=ポントワーズ大学、チェコ・プラハ(カレル)大学、スロバキア・ブラティスラワ経済大学等で客員教授。ベルリン・マックスプランク研究所等で講演。1992年アジア太平洋賞受賞。現職は早稲田大学政治経済学術院教授。著書に『オペラと経済学』(勁草書房、2010年)などがある。幼少よりピアノに親しみ、計15年以上に渡る滞欧時にはプラハ、ヴェネツィア、ロンドン、パリなどでオペラ劇場に通う。オペラの流行の変遷と経済思想の変遷との類似に関心を抱いている。好きな歌手はLucia Poppova。 

2016年12月3日研究例会  (c)早稲田大学オペラ/音楽劇研究所
2016年12月3日研究例会 (c)早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度11月研究例会(第157回オペラ研究会) 終了

 

◇日時: 2016年11月5日(土)17:00〜19:00

◇会場: 早稲田大学早稲田キャンパス 26 号館1102 会議室

◇内容:プッチーニ《ラ・ボエーム》(オペラ彩 12 月公演)をめぐって 

 

【発表内容と報告】

 

第一部:イントロダクション「オペラ史のなかの《ラ・ボエーム》―受容と後世の評価―」             発表者:森佳子  

 《ラ・ボエーム》(1896)は、《トスカ》(1900)、《蝶々夫人》(1904)とともに、プッチー ニの黄金時代を飾る傑作の一つであるが、トリノにおける初演はあまり評価されず、評論家に「音楽における組織化の欠落」「形式的な非一貫性」などと書かれた。というのも、前年 にヴァーグナーの《神々の黄昏》初演があり、それと比較されてしまったのである。その後、 《ラ・ボエーム》は世界中で大成功を収めることになるが、オペラ史における「進化」あるいは「改革」の問題において、光を当てられることはほとんどなかった。しかし先行研究によると、現在では《ラ・ボエーム》の音楽面における新しさ、自然主義 オペラあるいはトラジ・コメディ(悲喜劇)としての意義が評価されつつある。例えば音楽面では、ヴァーグナー風のライトモティーフが維持された上で、普通の会話の速度が上手く保たれているところに独自性が見られる。また台本面では、主人公ミミの悲劇だけでなく、喜劇的な場面を含めたパリのリアルな「日常生活」に焦点が当たっており、ヴェルディの《椿姫》とは大きく異なっている。例えば、第2幕のムゼッタの場面は、まさにコンメディア・デッラルテの伝統を引き継いだ喜劇的場面として注目に値する。現在のところ、プッチーニの先行研究はそれほど多くはない。しかしそれらを紐解いてみると、様々な視点が存在していることは明らかで、今後の発展が望まれる。 

 

第二部:《ラ・ボエーム》制作の現場から  

発表者:和田タカ子  

 和光市のオペラ団体「オペラ彩」が 2016年12月10日、11日に行う《ラ・ボエーム》上演(第33回定期公演、和光市民文化センター サンアゼリア大ホール)に向けて、制作の現場に関わるプロデューサーの立場から様々な話題を提供。稽古場でのエピソードや歌手へのインタビュー、プロデューサーから見た各キャストの特色など、現場の声を届けた。また稽古場見学会をはじめとする周知活動についても言及し、今後のオペラ普及のための問題提起も行った。 

 

[参加者]15名 


2016年11月5日研究例会  (c)早稲田大学オペラ/音楽劇研究所 

 

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度10月研究例会(第156回オペラ研究会) 終了 

 

◇日時: 2016年10月8日(土)16:00~18:30

◇会場: 早稲田大学早稲田キャンパス 26 号館1102 会議室

◇内容:ワーキンググループ活動報告 

 

【発表内容と報告】

 

1.「オペラ研究の諸問題」WG  

 

1) ヴァーグナーの総合的研究      

報告者:北川千香子  

 2016年10月時点で計13回の研究会を開く。2015 年度前半はヴァーグナーの受容史に重点を置いた文献を、2015年度後半~2016 年度前半は『オペラとドラマ』を中心にヴァーグナー自身の著作を講読するとともに、例会発表者の予行演習(《恋愛禁制》に 関する発表)も行った。2016年度11月以降は、事典やハンドブックなどからヴァーグナーに関連する項目を選び、互いに講読・発表を行う予定。 

 

2) オペラ・ステージング      

報告者:舘亜里沙  

 2015年度は David Levin, Unsettling Opera, Staging Mozart, Verdi, Wagner, and Zemlinsky の講読と、WGの趣旨に沿ったテーマ(「オペラ演出における身体表現」等)による研究発表を行う。2016年度前半はソクラテス・プロジェクト準備に専念。2016年度後半は再び WGの趣旨に沿った文献講読・研究発表を行う予定。 

 

3) オペラ、メディア、テクノロジー   

報告者:仁井田千絵  

 これまで全7回の文献講読会を実施。講読文献については報告会参加者にリストを配布。特定のオペラ作品やオペラジャンルに限定した文献に留まらず、メディア論、映画論を扱った文献をも読み進める。また文献内容の例として、講読会中に実際のオペラ映像(映画を挿入したオペラなど)を観る機会も設けた。 

 

4) オペラとダンス   

報告者:平野恵美子  

 現在計7名で全8回の研究会を開催。所属メンバーが比較的多数で各メンバーの専門も異なるため、2015年度はフランス、ロシア、オーストリア(ウィーン)を中心に、幅広い地域を対象としたオペラと舞踊の研究発表を開催した。2016年度は講読文献を絞り、前期は Daniel Albright, Golden Calves: The Role of Dance in Opera を講読。 

 

 

2.「ドイツ語、フランス語、イタリア語によるオペラ研究文献講読」WG  

 

1)「オペラ研究文献講読WG(1)」     

報告者:添田里子  

 現在まで、フランス語文献の講読会とドイツ語文献の講読会を、毎週水曜日に時間を区

切る形で開催。専門分野を異にするメンバーが、対象文献を多様な角度で精読すること により、各メンバーのオペラへの理解がより深まることを意図する。 

 

2)「オペラ研究文献講読WG(2)」   

報告者:中村仁  

 これまで「越境とアマルガム―『19 世紀の首都』パリのオペラ文化」をテーマに、全10回の文献講読会を開催。講読対象となった文献については報告会参加者にリストを 配布。グランド・オペラの社会的背景とポリティクスについて、フランス出身でないオ ペラ名作曲家(ヴェルディやワーグナーなど)のパリでの影響についてなど、テーマに沿った文献が選ばれた。 

 

 

3.「歌劇の上演状況に関する研究:歌劇場プログラムのデータベース化に向けて」WG

報告者:岡本佳子  

現存するオペラおよび歌劇場関連のデータベースを参照したうえで、2015年度末に冊子 形態で発行した当WG 研究報告の紹介と、2016年11月19日(土)に開催を控えたワークショップ「コンサートとオペラを学際研究する」の紹介を行う。今後もデータベースの 構築・公開、研究成果の公表に向けて、定期的なミーティングとメールでのやりとりを続ける予定である。 

 

 

4.「バロック・オペラ」WG      

報告者:大河内文恵  

 本WGは 2016年に立ち上げた新しいWGであるため、現在までは全4回のミーティングで具体的な活動内容や今後の活動方針について議論している。所属メンバーにイタリア・オペラの専門家が多いため「モンテヴェルディ・プロジェクト」の立ち上げを視野に入れている。 

 

【質疑応答】特に新 WG である「バロック・オペラ」WG については、研究対象についての質問・議論があった。「バロック・オペラ」そのものがその範疇・定義を決定しかねる用語であり、今後所属メンバーの研究内容と従来のオペラ研究成果とを照らし合わせたうえで、綿密に活動方針を検討してゆく必要がある。

 

[参加者]20名

 

◇発表者プロフィール

 

森佳子:日本大学他非常勤講師、早稲田大学オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。博士(文学)。フランスを中心としたオペラ、音楽劇の研究を行う。主な著書に『笑うオペラ』『クラシックと日本人』(共に青弓社)、『オッフェンバックと大衆芸術―パリジャンが愛した夢幻オペレッタ』(早稲田大学出版部)などがある。

 

和田タカ子:特定非営利活動法人オペラ彩理事長、声楽家、プロデューサー。1984年、朝霞オペラ振興会(現 オペラ彩)を創設、自主制作によるオペラを32年間連続上演して今日に至る。全日本オペラネットワーク運営委員長。プロデュース作品の受賞歴:佐川吉男音楽賞奨励賞(トゥーランドット)、三菱UFJ信託音楽賞奨励賞(ナブッコ)、三菱UFJ信託音楽賞(マリア・ストゥアルダ) 

☆関連ページワーキンググループによる研究活動

2016年10月8日研究例会 (c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所
2016年10月8日研究例会 (c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度7月研究例会-4(第155回オペラ研究会) 終了

 

◇日時:2016年7月30日(土)17:00-18:30 

◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館(大隈記念タワー)1102会議室

◇内容:研究発表

発表題目:『恋愛禁制』における権力者批判 ~若きワーグナーによる社会批判の試み~

発表者:加藤恵哉 

 

[内容]

 

 リヒャルト・ワーグナーの初期のオペラ『恋愛禁制』は、シチリアの民衆に厳しい掟を守 らせようとする潔癖なドイツ人権力者フリードリヒが、自由で開放的な民衆に圧倒され掟 を廃止させられるという筋書きになっている。この筋書きは、ワーグナーによる社会批判の 試みとして読むことができる。そのことはヴィルヘルム・ハインゼの小説『アルディンゲロ と幸福な島々』における自由な主人公と不自由な社会の対立構造を、『恋愛禁制』における 民衆とフリードリヒの対立構造と見比べることで明らかになる。

 『恋愛禁制』の脚本が執筆された時期、この『アルディンゲロ』をワーグナーに紹介した のは作家ハインリヒ・ラウベであった。この時期のラウベは感性的・官能的な愛のすばらし さとそれを自由に追求することの重要性を主張しており、ワーグナーは彼に同調していた。 彼らにとって『アルディンゲロ』はそうした思想の模範となるものであった。  『アルディンゲロ』において、主人公は閉鎖的な貴族社会に背を向けて放浪生活を送り、 エーゲ海に恋愛関係・性的関係の自由な理想郷を建設する。これは執筆当時ハインゼが置か れていた社会状況を踏まえると、その閉鎖的状況の対極にある南国の理想郷を描くことで ドイツ社会のみじめさを表現している、と解釈できる。そして『恋愛禁制』も、フリードリ ヒの束縛から脱し自由な祭典カーニバルを復活させる民衆を描くことでワーグナー自身が 所属する社会のみじめさ、不自由さを表現している、と考えられる。オペラという媒体の制 約ゆえか、ワーグナーがこの作品で示した理想的状況は『アルディンゲロ』ほど徹底したも のになっていない。しかしオペラで『アルディンゲロ』的ユートピアを表現しようとした試 みは評価できるものである。また、これ以降ワーグナーが作品を通して行っていく社会批判 の原型を見出せる点でも、『恋愛禁制』は意義深い作品であると言える。

 質疑応答では、『恋愛禁制』においてキリスト教がどう扱われているか、同作におけるカ ーニバルをどう捉えるかといった質問があり、「キリスト教は主にフリードリヒ側の道徳と 結びつけて表現されている」、また「カーニバルは土着の文化という文脈で民衆と結びつけ て描かれ、尊重されている」という趣旨の回答を行った。これに対し、土着のものを尊重す る姿勢は 19 世紀当時の流行とも言えるとの指摘等があり、活発な議論が行われた。

 

[参加者]11名

 

◇発表者プロフィール

上智大学大学院修士課程(ドイツ文学)修了。現在、同博士課程(ドイツ文学)在籍。2014年から2015年までベルリン自由大学に留学。専門は、ワーグナー作品における19世紀思想。論文:「ワーグナー『タンホイザー』における社会批判」(『STUFE』、上智大学大学院STUFE刊行委員会、2015)など。

2016年7月31日研究例会  (c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所
2016年7月31日研究例会  (c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度7月研究例会-3(第154回オペラ研究会) 終了

 

◇日時:2016年7月14日(木)18:30開始(18:00開場)

◇会場:早稲田大学小野記念講堂

◇内容:【早稲田大学・テルアビブ大学共同企画】「オペラ《ソクラテス》・プロジェクト 」

     クロージングイベント

     ―《ソクラテス》上映会とアフタートーク ―

コーディネーター:舘亜里沙

ゲスト・トーク:ミハル・グローバー=フリードランダー

トーク:荻野静男(早稲田大学)

    笠原真理子(東京大学)

通訳:奥野早貴(早稲田大学)

 

主催:早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所 

共催:早稲田大学高等研究所 

後援:イスラエル大使館 早稲田大学総合研究機構

*入場無料、参加申込不要    

 

[参加者]22名

 

〈クロージングイベントの概要〉と〈登壇者プロフィール〉はこちら。 

(c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

 

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度7月研究例会-2(第153回オペラ研究会) 終了

  

◇日時:2016年7月10日(日)13:00(開場12:30)/17:00(開場16:30)※全2公演

◇会場:早稲田大学小野記念講堂

◇内容:【早稲田大学・テルアビブ大学共同企画】「オペラ《ソクラテス》・プロジェクト 」

             サティ《ソクラテス》公演

 

演出:ミハル・グローバー=フリードランダー

イントロダクション:エリ・フリードランダー(テルアビブ大学)

出演:ドロン・シュライファー(カウンターテノール)

   池水大気(カウンターテノール)

   竹之下亮(ダンサー)

   ノアム・サンデル(ダンサー)

   バトエル・ドタン(ダンサー)

   黒川武彦(ナレーター)

   八木下侑子(ピアニスト)

演出助手:舘亜里沙(東京藝術大学)、笠原真理子(東京大学)

制作:早稲田大学学生有志

通訳: 奥野早貴(早稲田大学)

 

主催:早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所 

共催:早稲田大学高等研究所 

後援:イスラエル大使館 早稲田大学総合研究機構

*入場無料、参加申込不要    

 

[参加者]13時の部 100名、 17時の部 85名

 

公演の〈概要〉〈イントロダクション要旨〉〈出演者プロフィール〉はこちら。 

写真:長澤直子

 

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度7月研究例会-1(第152回オペラ研究会) 終了

 

◇日時:2016年7月3日(日)14:00-(開場13:30)

◇会場:早稲田大学小野記念講堂

◇内容:【早稲田大学・テルアビブ大学共同企画】「オペラ《ソクラテス》・プロジェクト 」

           ワークショップ:「サティ《ソクラテス》の稽古風景」(公開リハーサル)

演出:ミハル・グローバー=フリードランダー

出演:ドロン・シュライファー(カウンターテノール)

   池水大気(カウンターテノール)

   竹之下亮(ダンサー)

   ノアム・サンデル(ダンサー)

   バトエル・ドタン(ダンサー)

   黒川武彦(ナレーター)

   八木下侑子(ピアニスト)

通訳:小林未来(早稲田大学)・吉谷かれん(早稲田大学)

 

主催:早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所 

共催:早稲田大学高等研究所 

後援:イスラエル大使館 早稲田大学総合研究機構

*入場無料、参加申込不要    

 

[参加者]31名

     

〈ワークショップ概要〉と〈演出家プロフィール〉はこちら。 

(c) 早稲田大学オペラ・音楽劇研究所

 

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度6月研究例会-3(第151回オペラ研究会) 終了

  

◇日時:2016年6月26日(日)14:00-(開場13:30)

◇会場:早稲田大学大隈記念小講堂

◇内容:【早稲田大学・テルアビブ大学共同企画】「オペラ《ソクラテス》・プロジェクト 」

      シンポジウム:「サティ《ソクラテス》上演に向けて」

コーディネーター:荻野静男(早稲田大学) 

パネリスト:ミハル・グローバー=フリードランダー(テルアビブ大学) 

              成田麗奈(東京藝術大学)

      舘亜里沙(東京藝術大学) 

コメンテーター:沼野雄司(桐朋学園大学)

通訳:野間恵理佳(早稲田大学)

 

  * * *

 

プログラム

(1) 開会の挨拶

(2) 「エリック・サティとその時代―基礎情報―」(荻野静男)

(3) 「オペラについて考える―《ソクラテス》の声(ミハル・グローバー=フリートランダー)

(4) 「フランス音楽史における《ソクラテス》の位置づけ―サティは「異端児」かカノンか―」(成田麗奈)

(5) 《ソクラテス》における「死」の描写―そのドラマ的・音楽的性格と演出の可能性―」(舘亜里沙)

(6) 「ケージから見たサティ・ケージから見ないサティ」(沼野雄司)

(7) 質疑応答とディスカッション

(8) 閉会の挨拶

 

主催:早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所 

共催:早稲田大学高等研究所 

後援:イスラエル大使館 早稲田大学総合研究機構

*入場無料、参加申込不要    

 

 [参加者]32名

 

〈シンポジウム概要〉と登壇者プロフィールはこちら

(c) 早稲田大学オペラ・音楽劇研究所

 

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度6月研究例会-2(第150回オペラ研究会) 終了

  

◇日時:6月20日(月)18:30(開場18:00)

◇会場:早稲田大学小野記念講堂

◇内容:【早稲田大学・テルアビブ大学共同企画】「オペラ《ソクラテス》・プロジェクト 」

ゲスト・レクチャー『オペラの声を演出する』

講師: ミハル・グローバー=フリードランダー

通訳:奥野早貴(早稲田大学)

 

主催:早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所 

共催:早稲田大学高等研究所 

後援:イスラエル大使館 早稲田大学総合研究機構

*入場無料、参加申込不要    

 

[参加者]26名

 

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▼オペラ/音楽劇研究所2016年度6月研究例会-1 (第149回オペラ研究会) 終了

 

◇日時:2016年6月4日(土) 17:00-18:30  

◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館(大隈記念タワー)1102会議室

◇内容:研究発表

・発表題目「ライプツィヒにおける「コンセール・スピリチュエル」の公演内容と変遷:宗教作品とオペラと交響曲」

・発表者:小石かつら

 

 

[内容]

 民間オーケストラとして世界最古の歴史をもつライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、

1781 年より今日まで継続して年間 20 回程度の演奏会を開催している。その最初期には三種の演奏会、すなわち「予約演奏会」、「コンセール・スピリチュエル」、「慈善演奏会」が並行して開催されていた。しかしこれらは時代が下るにつれ、「予約演奏会」に一本化されていく。この予約演奏会は、初期においては「声楽曲がプログラムの中心に置かれたスタイル」であったが、1800年初頭以降、「オペラを模した構成によるスタイル」と「交響曲を中心に据えたスタイル」の共存状態となる。そして 19 世紀後半以降は徐々に、後者が主流となる現在のスタイルへと変遷してきた。 

 本発表では、1847 年までの演奏会記録を調査対象として、このような変遷をしていく「予約

演奏会」に、「コンセール・スピリチュエル」がどのように組み込まれていったのかを明らかに

した。「コンセール・スピリチュエル」は、予約演奏会のプログラム内の声楽作品の部分を、宗

教的な声楽作品で置き換えて構成された演奏会で、12 月と 2〜3 月に開催されていた。この「コンセール・スピリチュエル」は、予約演奏会のプログラム構成の変遷に追随して、その構成を変遷させ、常に、予約演奏会の声楽部分が宗教作品に置き換えられるスタイルであった。また「コンセール・スピリチュエル」という演奏会の名称は、1808/09 年のシーズンで消滅するが、宗教的な作品を含む演奏会は、それ以降むしろ増加したことが明らかとなった。しかし、本来「コン セール・スピリチュエル」が有していた顕著な季節性は失われることとなった。

 質疑応答では、調査対象としたプログラムがいつ配布されたものなのか、事前に配布され ていたのか、当日に配布されたのか、また、曲目変更の有無について等、資料そのものに対 する質問が多くあり、さらには、演奏会の開催時間や、プログラム選定委員について、新聞 報道等、多岐にわたる質問が活発になされた。

 

[参加者]18名 

 

◇発表者プロフィール

 

京都市立芸術大学大学院ピアノ専攻修了。ライプツィヒ大学およびベルリン工科大学(音楽学)留学、大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在、京都大学白眉センター特定助教。共訳書に『ギャンブラー・モーツァルト』等、共著に『ドイツ文化史への招待』等。F.メンデルスゾーンと近代的演奏会の成立と変遷について研究をすすめている。

(c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所
(c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

▼オペラ/音楽劇研究所2016年度5月研究例会(第148回オペラ研究会) 終了

 

◇日時:2016年5月21日(土)13:00-18:00

◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 小野記念講堂

◇題名:オペラを身近に!Ⅱ

・レクチャー オペラとは何か? 学術研究の視点からイントロダクション 

  発表者:丸本隆

・実演 ヴェルディとプッチーニのオペラから《椿姫》と《蝶々夫人》 

  ナビゲーター:和田タカ子

  出演:小村知帆、金井理香、原千裕、浅野和馬、豊島雄一、薮田瑞穂、

     諸田広美、吉見佳晃、藤山仁志、新保あかり

 

[内容]

 今回の企画は、2014年6月に行われた公開講座の第二弾として、早稲田大学「演劇・舞台芸術」全学共通副専攻の授業も兼ねて、オペラをこれから学びたい学生および一般向けに行われた。内容は、イントロダクションにあたるレクチャーに続いて、歌手、ピアニストによる実演があり、最後に参加者によるディスカッションが行われるというものである。

 最初のレクシャーでは、「オペラとは何か」という基本的なテーマに始まり、学術的視点でオペラを扱うことの意義、重要性についてお話があった。

  続いて、世界中の歌劇場で人気の高い《椿姫》と《蝶々夫人》のうちいくつかの名場面が、実際の上演に携わる「オペラ彩」のプロデューサーのナビゲーション付きで、9名の歌手によってピアノ伴奏で上演された。大変完成度の高い歌唱と演技であっただけでなく、それぞれのオペラの全体像が舞台装置なしでもわかるように構成されており、オペラ初心者にも十分に理解出来る内容であった。

 

[質疑応答](一部紹介)

 学生を中心に、「歌手の健康管理はどうしているか?」「多言語の勉強は必要か?」など、実に多種多様な質問が飛び交った。今回は《蝶々夫人》が演目に入っていたため、「日本が舞台であるこの作品を西洋人が(舞台装置も含めて)上手く上演することは可能か?」という議論にもなった。またそれと反対に、「日本人が(特に過去の時代の)西洋のオペラを上演するとき、どのような努力が必要か?」といった質問も出た。出演者からは、歴史的背景を勉強するなど様々な努力を重ねているという回答が得られた。

 

[参加者]オペラ研究会会員20名、その他学生、一般 

 

(c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

 

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▼オペラ/音楽劇研究所 2016年度4月研究例会(第147回オペラ研究会) 終了 

◇日時: 2016年4月16日(土)17:00~18:30

◇会場: 早稲田大学早稲田キャンパス 26 号館1102 会議室

◇内容:研究発表

・発表者:荻野静男

・題目:「ジョゼフ・ロージーのオペラ映画《ドン・ジョヴァンニ》におけるパッラーディオ建築」

 

[発表内容]

 ロージー監督の《ドン・ジョヴァンニ》は撮影にイタリア・ヴェネト地方のパッラーディオ建築をロケ地として使用することにより、作品の内容を豊かなものにしている。オペラハウスの舞台上に実際の建築物を持ち込むことは不可能である。しかしオペラ映画の場合は、ロケ撮影によって建築物におけるオペラ上演が可能となる。16世紀ヴェネツィア貴族のヴィラはヴェネト地方に多数存在するが、なかでもヴィチェンツァ旧市街のテアトロ・オリンピコ、郊外のラ・ロトンダ(ドン・ジョヴァンニの家)、ヴィラ・エーモ(ドンナ・エルヴィーラの家)、ヴィラ・カルドーニョ(ドンナ・アンナの家)などがこの映画において効果的に使用されている。それによって、この映画はヴェネト地方の伝統を強く感じさせるものとなっている。またその出身である台本作者ダ・ポンテを連想させることにもなっている。そして本映画における主人公ドン・ジョヴァンニがスペインのセヴィリヤの貴族ではなく、ヴェネツィアの色事師カサノヴァを模していることも、ロケ撮影によってより鮮明に打ち出されている。そして美学的見地から観れば、映画に映し出されるパッラーディオ建築内部の多様な絵画も、この映画の美的効果をいや増している。

それは建築物の美しい外観や庭ならびに周囲の風景とあいまって、ヴェネト地方ならではの美を本映画に付与しているように見える。また本映画では時代の転換期にあったルネサンス・イタリアが、同じく時代の転換期にあった18世紀後半のヨーロッパに重ね合わされ、変動期にある社会の病的兆候がえぐり出されてもいる。

 

[質疑応答](一部紹介)

 このオペラ映画の劇場公開は 1979 年であるが、その時期のオペラ映画製作状況に関する質問がいくつかあった。70 年代のオペラ映画として著名なのはベルイマンの《魔笛》で、これにより当時のパリ・オペラ座音楽監督リーバーマンが本《ドン・ジョヴァンニ》の構想を抱くこととなった。また本オペラ映画の後には、同様にライモンディ主演の映画《カルメン》が F.ロージ監督により撮られる。その他活発な質疑応答があった。 

 

[参加者]24名

 

◇発表者プロフィール

専門は芸術学。現在の主たる研究テーマはオペラ映画である。2014年度よりこのテーマに関する研究のため科学研究費挑戦的萌芽研究の助成を受ける。2016年3月オペラ映画《ドン・ジョヴァンニ》のロケ地調査のため、ヴェネチアならびにヴェネト地方を訪問。早稲田大学政治経済学術院教授。 

(c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所
(c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

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