シンポジウム『サティ《ソクラテス》上演に向けて』 終了

 

2016年6月26日(日)14:00開始 ※13:30開場

会場:早稲田大学大隈記念小講堂

参加無料

コーディネーター:荻野静男

パネリスト:ミハル・グローバー=フリードランダー

      成田麗奈(東京藝術大学)

      舘亜里沙(東京藝術大学)

コメンテーター:沼野雄司(桐朋学園大学)

通訳:野間恵理佳(早稲田大学)

 

  * * *

 

プログラム

(1) 開会の挨拶

(2) 「エリック・サティとその時代―基礎情報―」(荻野静男)

(3) 「オペラについて考える―《ソクラテス》の声(ミハル・グローバー=フリートランダー)

(4) 「フランス音楽史における《ソクラテス》の位置づけ―サティは「異端児」かカノンか―」(成田麗奈)

(5) 《ソクラテス》における「死」の描写―そのドラマ的・音楽的性格と演出の可能性―」(舘亜里沙)

(6) 「ケージから見たサティ・ケージから見ないサティ」(沼野雄司)

(7) 質疑応答とディスカッション

 

(8) 閉会の挨拶 

 

〈概要〉

 本シンポジウムは、来る7月10日に早稲田大学小野記念講堂で上演されるサティ《ソクラテス》について、参加者の興味と理解がより深まることを目的とする。前半では、早稲田大学オペラ/音楽劇研究所長の荻野静男氏が、コーディネーターとしてサティおよび《ソクラテス》についての基礎情報を紹介した後に、演出家ミハル・グローバー=フリードランダー氏によるトークに入る。フリードランダー氏は「オペラについての考察――《ソクラテス》の声――」というタイトルのもと、今回の演出におけるテクスト・音楽両面からの作品解釈を発表する予定である。

 後半では、パネリストの成田麗奈氏、舘亜里沙氏、そしてコメンテーターの沼野雄司氏から、《ソクラテス》およびフリードランダー氏の演出をより楽しむための、作品解説が行われる。近代フランス音楽を主たる研究領域とする音楽学者成田氏、演出家として活動する傍らオペラ研究を行う舘氏、現代音楽研究の第一人者として活躍する沼野氏によって、サティの《ソクラテス》が、近代フランス音楽史/同時代の劇音楽/20世紀の西洋音楽の3つの切り口で語られる。シンポジウムの終わりには質疑応答の時間を設け、フロアと登壇者との積極的なコミュニケーションを図る。

 

〈プロフィール〉

 

荻野静男:専門は芸術学。現在の主たる研究テーマはオペラ映画である。2014年度よりこのテーマに関する研究のため科学研究費挑戦的萌芽研究の助成を受ける。2014年4月~7月ドイツ・ベルリン自由大学演劇学部客員研究員、同年8月~2015年3月アメリカ・イェール大学音楽学部客員研究員。早稲田大学政治経済学術院教授。 

 

ミハル・グローバー=フリードランダー:①参照

 

成田麗奈:1980年生まれ。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。博士(音楽学)。主な研究領域は近代フランス音楽。論文に「バレエ・スエドワ(1920-1925)と前衛音楽家としての『フランス六人組』イメージの形成をめぐる一考察」など。現在、東京藝術大学音楽学部教育研究助手、青山学院大学講師、フェリス女学院大学講師。

 

舘亜里沙:東京藝術大学楽理科卒業、同大学大学院にて音楽学博士号取得。2009年安宅賞受賞。2008年よりオペラを中心に演出を手掛け、2010年よりP.コンヴィチュニー氏のオペラ・アカデミーに参加し、研鑽を積む。主なオペラ/音楽劇の演出作品に《ペール・ギュント》《ヘンゼルとグレーテル》《トリスタンとイゾルデ》《蝶々夫人》など。創作コンペティションVol. 5最終上演審査にて、三島由紀夫『葵上』を発表。公式HP: http://arisa-tachi-411.jimdo.com/

 

沼野雄司:1965年東京生。東京芸術大学大学院博士後期課程修了。博士(音楽学)。20世紀音楽に関する論文、学会発表が多数あるほか、音楽批評、演奏会の企画など多面的に活動。著書に『リゲティ、ベリオ、ブーレーズ 前衛の終焉と現代音楽のゆくえ』など。2008-09年、ハーバード大学客員研究員。現在、桐朋学園大学教授。

 

[参加者]32名

(c) 早稲田大学オペラ/音楽劇研究所

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